人気漫画で英語を学ぶことができる-「『呪術回戦』で英語を学ぶ!」北浦尚彦

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発売日:2022年8月4日

ページ数:288ページ

アニメでも漫画でも大人気の呪術回戦。

先日、ついに漫画連載が終わってしまいました。

私も呪術回戦が大好きだったので連載が終わってしまったのはとても寂しいです。

人気漫画だけあって関連本もいくつか出されていました。

この本はその中の1冊になります。

この本は呪術回戦を読んでいるほうが楽しくなります。

(そうじゃないとほとんどワケが分からず楽しめない)

原作漫画19巻までの重要なセリフやシーンが英訳されていて、文法や単語の解説も載っています。

人名や術名などはVIS版に倣っていますが、セリフの英訳はこの本のオリジナルだそうです。

(VIS版というのは、日本の漫画の翻訳出版を行うVIS Mediaが訳しているバージョンのことで、これが翻訳版の基本になります)

こと細かく解説されているわけではありませんが、どうしてこの前置詞を使うのか、この単語を使った意図はなんなのかなど、ざっくりと解説されています。

この本だけで勉強することはできませんが、英語を勉強してみようかなと思ってる人のとっかかりの本としては最高だと思います。(呪術回戦ファンなら)

私がこの本を読んでみようと思った理由は、原作漫画に出てくる術式を日本語で読んでもよく分からなかったからです。

呪術回戦は呪術師たちが世の中にはびこる呪いを呪術によって祓っていくのですが、その術式の名前が難しすぎて理解するのが難しい。

アニメや漫画は絵があるからわかると言えば分かるんですが、術式の名前を聞いてもピンと来ない。

「領域展開 嵌合暗翳庭」と言われて分かります?

(この術式の英訳は「Domein Expansion   Chimera Shadow Garden」。この英訳読んでやっと術式の意味が分かりました)

「英語だったらもう少し分かりやすく術式名が訳してあるのかも」と思ったのと、英訳された日本の漫画がどんな感じなのか知りたかったので読んでみました。

英訳された漫画からどのようにして英語を学ぶのかも興味がありました。

きっちり細かく学ぼうとするのには向いていませんが、これから英語を学びたいと思っている人(呪術回戦ファン)にはとても良い本だと思います。

英語学習のとっかかりを掴むのにはまさに最適の本だと思いました。

また、私のように「日本語で聞いても難しくて術式よくわからん」という人にも良い本だと思います。

日本語だと難しい漢字がたくさん使われていて、イマイチ読み方も意味もよく分からないことがありますが、英訳はシンプルな単語で書かれているので分かりやすいです。

呪術回戦の原画もたくさん使われているので、「あー、あのシーンね」と原作漫画を思い出しながら読み進めることもできました。

飽きずに一気読みできてしまう、面白い本でした。

英語学習に興味を持たせる、こういう面白い本が今後もたくさん出るといいなあと思いました。

著者の北浦先生は「ジョジョで英語を学ぶ」という本も出版なさっているのでそちらもリンク貼っておきますね。

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