バルト三国の美しさと素朴さを堪能できる本-「おとぎの国をめぐる旅 バルト三国へ」渋谷智子

エッセイ

発売日:2018年3月2日

ページ数:173ページ

数年前にクリスマスマーケットでラトビアの手工芸を購入しました。

そのブローチがとてもかわいくて、とても気に入っていました。

そのブローチを作っているアーティストさんに興味を持ち、ラトビアのことを調べたりしているうちに、バルト三国にとても興味を持つようになりました。

北欧の国といえばフィンランドやスウェーデンをすぐに思い浮かべるし、テレビや雑誌などでも特集が組まれていることが多くよく目にします。

バルト三国はフィンランドからすぐの距離にあるのに意外と知らなくて、せっかくラトビアに興味を持ったのだからバルト三国について本を読んでみようと思いました。

この本は2018年に出版されているので、コロナ前の情報になります。

バルト三国の首都を中心に郊外の町の紹介もあり、とても興味深く読みました。

カフェ、レストラン、雑貨店を中心に紹介している本なのですが、写真もたくさん載っていて、読み応えのある本でした。

各国とも手工芸がとても有名で、そのひとつひとつが温かみのある素朴なものが多く、とても惹かれました。

私が購入したブローチも、フェルトで作った温かみのあるかわいいクマなので、お国柄的にこういう手工芸が多いのかなと思いました。

円安や日本国内の物価高などでなかなか海外に行ける状況ではありませんが、この本を通してバルト三国を旅行した気分になりました。

この本ではカフェや手工芸品の紹介がメインで詳しく載っているのですが、最後に旅の情報が詳しく載っています。

特に各国のトイレ事情や服装のことが詳しく載っているのは参考になります。

今後、海外旅行に行けるようになるかどうかわかりませんが、バルト三国についていろいろ知ることができたのは良かったなと思いました。

フィンランドやスウェーデンのような大きな国とはまた違い、こじんまりした国の美しい景色や人々の素朴な生活を垣間見ることができる、素敵な本でした。

(とにかく写真が美しかった!)

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