発売日:2025年1月31日
ページ数:208ページ
この本読むまでアレン様のこと知りませんでした。
数か月前にネット上で「アレン様の写真を待ち受けにすると魔除けになる(運が良くなる)」という話が盛り上がっていましたが、「派手めのニューハーフの人かな?」くらいに思っていました。
(アレン様、ごめんなさい!!!)
この本はアレン様のたくさんの写真と、「世の中の理不尽なことに対してアレン様が物申す!(怒りをぶつける!)」というエッセイ本です。
アレン様を全く知らなかった私でさえ、この本を読み終わることにはすっかりファンになってしまいました。
とにかく人間性が素敵!正直で男気溢れる(失礼)方でした。

この本ではアレン様が理不尽な出来事に対して怒りを爆発させています。
例えばルッキズム。
自分の外見を馬鹿にされたりからかわれたりした時に、その場しのぎに黙ってしまうことはありませんか?
たとえ親しい間柄の人からであっても、外見を馬鹿にするような発言は許してはいけない、ちゃんと嫌なことは嫌だと伝えないといけないと書いています。
当たり前のことなんだけど、その当たり前のことができず悩んでしまったり嫌な気分になってしまう人は多いと思います。
そういう人たちに「ちゃんと自分が嫌なことは嫌だと伝えないとダメ!!!」と、アレン様自身の経験も交えながら伝えています。
人間関係、仕事、お金、恋愛などあらゆるジャンルにおけるアレン様の考えが記されています。
アレン様って、「派手な見た目のニューハーフの人」で「何やってるのかよくわからない人」だと思っていました。
アレン様は女装家なんだと思います。(でもよくわからない。。。)
何やってるのかよくわからない人だなと思っていたのですが、この本読んでイメージ一変!
めちゃくちゃ常識人であらゆることに対する考え方が素晴らしくて、すっかりファンになってしまいました。
勝手なイメージですが、こういう派手で何やってるかわからない人はお金にルーズだったり、家がぐちゃぐちゃなのではないかと思っていたんです。
ところがこの本に書かれているアレン様は金銭感覚がめちゃくちゃしっかりしていて、掃除や部屋の換気なども徹底している凄い人でした。
仕事もプロ意識が強く徹底していて、読者に「好きなようにやりなさい」と言っているけれど、決して自己中やわがままを勧めているわけではなく、相手を思いやることや礼儀をきっちりわきまえている方でした。
アレン様、外見で判断してごめんなさい。。。
アレン様の考え方があまりにも真っ当でしっかりした者だったので、良い意味でギャップが凄い本でした。
勇気がない人の背中を押しながらも、自分勝手にならないように戒める部分もあり、本当に凄い人だなと感心しながら読みました。
アレン様をまだ知らない人にも、自分の主張をなかなかできない人にも、成功しているインフルエンサーについて知りたい人にもおすすめの本です。
今までたくさんの本を読んできましたが、ここ数年で1番感銘を受けた本でした。
(注:アレン様語録や独特の文字表記などがあり多少読みづらい部分があることを事前にお知らせしておきます。でも内容はめちゃくちゃ素晴らしいです。)
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