世界には自分が知らないものがたくさんあることを改めて認識する本-「世界はもっと!ほしいモノにあふれてる」NHK「世界はほしいモノにあふれてる」制作班

エッセイ

発売日:2020年4月1日

ページ数:144ページ

NHKで放送されている「世界はもっと!ほしいモノにあふれてる」を放送当初から見ています。

毎回興味深い内容や今まで知らなかったことが満載で、大好きな番組です。

初代MCの三浦春馬さんが2020年に他界され、2021年3月でレギュラー放送は打ち切りになりました。

しかし、後任MCに鈴木亮平さんが起用され上手く引き継いでくださって、不定期ではあるものの番組が存続されて本当に良かったなと思っていました。

その鈴木亮平さんも2024年12月で一旦MCを降板されることになりました。

次のMCが誰になるのか、番組自体が継続されるのか気になりますが、この番組の書籍を読んでみました。

書籍が出版されてることを知らなくて、今回読んだのは1冊目になります。

(なんとすでに4冊も出版されていました。知らなかったー)

番組1冊目のこの本には、カリスマバイヤーさん5人をピックアップされています。

5人全員番組で拝見してましたが、経歴などはあまり知りませんでした。

この本ではモロッコ、北欧、ニュージーランド、メキシコ、オーストラリアへそれぞれのバイヤーさんが欲しいものを見つけに行く様子が紹介されています。

特に印象に残ったのはフードプランナーの桑折敦子さんとチョコレートバイヤーの木野内美里さん。

桑折さんは福島県出身で、スープストックトーキョーの商品開発者です。

私はスープストックトーキョーが好きなのですが、まさか同郷の方が開発されてるとは思ってもみませんでした。

今は独立なさってますが、スープストックトーキョーのレシピ開発には引き続き携わっていらっしゃるようです。

メキシコにスープレシピ開発のヒントを求めて行くのですが、使う食材、料理の味や色彩、使っている道具などもたくさんの写真で紹介されていて、興味深く読みました。

チョコレートバイヤーの木野内美里さんはオーストラリアやヨーロッパのチョコレートを探しに行くのですが、中でも興味深かったのはタスマニアとスロヴェニアのチョコレート!

チョコレートといえばベルギーやパリのイメージでしたが、「人と被らないチョコを探す」をポリシーにしている木野内さんはタスマニアやスロヴェニアというなかなか思いつかない国や地域に行かれていて、世の中にはいろんなチョコがあるんだなーと改めて思いました。

木野内さんはご自身でチョコレートバイヤーの仕事を紹介した書籍を出されています。

その感想はこちら

この番組(ほしせか)の書籍はすでに4冊出版されていますが、どれも素晴らしい写真とそれぞれの分野のプロの興味深いお話が満載でとても楽しいです。

世界にはまだまだ知らないことがたくさんあり、美しいもの、おいしいもの、面白いものがたくさんあるんだなあと実感します。

円安や日本国内の物価高などもあり、なかなか海外に行くことができない状況になりつつあります。

この本では実際に現地に旅をしている気分や、世界にはまだまだ素敵な物がたくさんあることを教えてくれます。

自分が知ってることなんて、本当に狭い範囲のことだけなんだなー。

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