発売日:2020年3月13日
ページ数:240ページ
昔から一定数いますが、飲食店などで感情的に怒鳴ってるお客さんを見かけることがあります。
本人は感情的になったほうが話を聞いてもらえると思っているのかもしれませんが、周りから見ると「あんなに感情的になっても周りを嫌な気分にさせて、しかもきちんと話を聞いてもらえないのに」と思ってました。
私自身は感情的になることがほとんどないので、感情的に話す人のことがあまり理解できません。
ただ、こういう人の被害にいつ遭遇するかわからないので、対処法を知りたいと思い読んでみました。
この本は先日読んだ「なぜか人生がうまくいく「優しい人」の科学」の著者である和田秀樹先生が書いています。

(理不尽に怒ってる人見てると疲れるよね。。。)
感情的になってる人の話を聞いていると、そういう人は「自分が絶対正しい」と思っているんですよね。
生きてるとグレーゾーン(あいまい)のことのほうが多くて、白黒つけるのが難しい。
この本でも書かれていましたが、感情的になってる人は白黒はっきりさせないと気が済まない人が多く、しかも「自分は絶対正しい」と思っている人が多いそうです。
確かに「自分が絶対正しい」と思っていなければあんなに怒ってり怒鳴ったりできませんよね。
また、感情的になる人は物事のグレーゾーン(あいまいさ)耐性がとても低い。
子供は曖昧耐性がとても低いので、気に入らないことがあれば泣いたりわめいたりしますが、感情的な大人も子供と同じなのだそうです。
だから感情的になってる人は幼稚に見えるとのこと。
なんとなくわかっていましたが、言葉できっちり説明してもらうとスッキリわかりました。
感情的になってる人は何を言っても聞いていないので、そういう人に遭遇したら聞き流すかそっとそばを離れるのが正解だそうです。
また、自分が感情的になりそうな時は「自分もあいまいさ耐性が低くなってきてるな」と自覚して、目の前にあるやらなければならないことに集中すると良いそうです。
感情は放置しておけば落ち着いてくるので、目の前のやらなければならないことに集中しているといつの間にか気持ちが落ち着いてくるのです。
このことを知っているだけでも対処がしやすいですよね。
感情的な人の対応に困っている、自分が感情的になりやすいことで困っている人にはおススメの本です。
読みやすい文章であっという間に読めます。
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