一流人の精神力を垣間見ることができる本-「誰かが私をきらいでも」 及川眠子

エッセイ

出版日:2019年1月16日
ページ数:192ページ

著者である及川眠子さんはエヴァンゲリオン主題歌の作詞家です。

あれだけのヒット作を出した作曲家でも、そこに至るまでにはさまざまな葛藤や苦しみがあります。

この本は及川さんが若い人向けに書いたエールだと思うのですが、若い人だけでなく、いろんな年代の人が読んでも励まされる本だと思います。

自分がやりたいことをやるには覚悟が必要だし、人の目など気にせず前進しろ!と書いています。

どうしても日本に住んでいると、周りの目が気になったり、みんなに好かれようと八方美人になってしまいがちです。

そのことによって生きづらさを感じてしまい、人生がつまらないと感じることもしばしばあります。

でも、この本で及川さんは

悪口も言われないような人になりたくないわ。

だって「嫌い」のほとんどは嫉妬と羨望でできている。

悪口を言われたり嫌われたりするのは、それだけ目立ってるってことだし、頑張ってるってこと。

他人の悪口陰口にいちいち傷つくのは人生の損。

幸せかどうか、今の自分でいいか。

ぜーんぶ自分で決めればいいことよ。

と書いています。

潔い。

自分がやりたいことをやるには、八方美人は無理だしわかっていてもなかなかそう割り切れなくて苦ししいことがほとんどです。

でも、この本を読むと勇気付けられます。

このくらい精神力があって自分軸を持っている人だからこそ、作詞家として大成功してるんだろうなとよくわかる本でした。

大成功している人の精神力の強さ、潔さを垣間見ることができる本です。

こういう部分を学んでいかないと、社会的に成功するのは難しいのかもしれないと思いました。

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