出版日:2023年3月29日
ページ数:208ページ
「青汁王子」として一世を風靡した三崎優太さんをご存じでしょうか?
フルーツ青汁のネット販売で大々的な成功をおさめ、大人気になりました。
甘いルックスと流暢なトークでテレビ番組にも出演。
ちょっとチャラい感じでなんとなく胡散臭さも感じました。
そんな人気絶頂の中、法人税法違反(脱税)で逮捕。
それまでテレビやさまざまなメディアで見かけていたのにあっという間に姿を消してしまいました。
その三崎氏が最近、SNSで再び成功を収めています。
その復活劇を三崎氏のたくさんの写真とともに書かれたエッセイです。
もともとルックスが良い方なので、フォトエッセイというよりもほとんど写真集です。
文章が少ないので30分程度あれば読み終わります。
ただ、内容は思っていたよりも深いです。
脱税容疑で青汁販売もなくなり、一旦ビジネスがリセットされた状態になりましたが、それでも三崎氏はSNSで復活します。
それまでの過程がシンプルな文章で書かれているのですが、三崎氏の思考は成功者への正道だなと思いました。
三崎氏のビジネスは今もなんとなく胡散臭いのですが、一度脱税で逮捕されても復活し大金を稼ぎだすことができるというのは、やはり三崎氏の才能と思考の賜物なんだろうなと感じました。
着眼点の違いや圧倒的な努力を惜しまない姿勢が、彼を成功させていることがよく分かりました。
三崎氏は著書の中で
日本は世界中を見渡してもこんなに簡単に成功できる国はない。
それは多くの人が成功できないって思いこんでるから。
横並びでみんなと同じが正解だって教えられてる。
だから人と違う行動をするだけでライバルと差別化できる。
「億を稼ぐ美学」より
と書いています。
成功者というのは何か特別なアイディアを持っている人だと思い込んでいたのですが、この部分を読んで目から鱗が落ちました。
金は簡単に稼げる。(中略)
でも勘違いしないで欲しい。「簡単」は「楽して」と同じ意味じゃない。
一生懸命努力して、一生懸命働くっていう当たり前のことを当たり前にやる。
そんなの誰にでもできるって思うだろ?
ところが99%の人は最初の段階で無理だと諦めてしまう。
勝てるのは勝負に出た奴だけなんだ。
「億を稼ぐ美学」より
成功者の本を読むと良く書かれていることですが、成功者は特別な才能や運だけで成功者になったわけではないのです。
普通の人がやらないであろう圧倒的な努力を成功するまで続けている。
これはどの成功者にも共通することで、物凄く勉強して工夫してビジネスを作り上げていく。
そのことを三崎氏も書かれていて、この人は成功者の正道を歩んでいるからまた復活していたのだなと思いました。
これは「成功者のマインド」と言われていることでもあるのですが、この考え方と姿勢をまねれば、本来、誰でも成功できるのだろうなと思いました。
分かりやすくシンプルな文章で書かれているため、成功者のマインドを学びたい人にはとても良い本だと思います。
コメント