出版日:2023年9月20日
ページ数:192ページ
40代になった途端に今まで着ていた洋服がなんとなく似合わなくなりました。
体型が変わったわけではないので、今まで持っていた服を着ることはできる。
でも、なんとなく似合わない。どうして似合わないのかわからない。
なにをどうすればいいのかわからない。
そんなことがいきなり発生しました。
20~30代の時には思いもしなかったことでした。
スタイリストの地曳いく子さんと漫画家の槇村さとるさんの「ババアシリーズ」(っていうのかな?)はすでに何冊か本を出していて、全部読みました。
今回の本は60代女性をターゲットにしていますが、最初の本は50歳前後、2冊目は55歳、今回の本は60代をターゲットにしています。
どの本を読んでも40歳以上の方には大変参考になる本です。
若い頃と同じ服装が似合うことが良いことと思われがちですが、時代も自分自身もどんどん変化している。
自分自身に関していえば、加齢と共に劣化することはあっても進化はしない。
その事実を受け入れて今の時代の流行も取り入れながら無理しないオシャレをしていこうという提案をしています。
年齢と共に体の不調があったり、動きが緩慢になったりすることを悲観するのではなく、それらの不調を抱えていても動きやすく気持ちがワクワクするような服装を選ぶこと、そのポイントを説明しています。
この本では老い先短い?お二人が人の目を気にせず、自分の好きなファッションを楽しもうと提案しています。(と言っても、お二人ともすごく元気なので全然老い先短くないと思いますが。)
この本で特に参考になったのは眼鏡の選び方。
私も眼鏡ユーザーですが、値段やフレームの色だけで選んでしまっていました。
が、自分の顔の形に合うデザインやテンプル(眼鏡の横の部分)のデザインを凝ったものにしたり、眼鏡ひとつでいろいろなオシャレができるんだなと改めて思いました。
「ババアシリーズ」は中高年女性のファッションのお悩みを解決する本ですが、若い頃から読んでおいても損はないと思います。
年齢を重ねてからのファッションを誰かに相談したり、教えてもらえることはなかなかないですからね。
今はユニクロやGUでもオシャレで中高年が着ることができるデザインの物もたくさんありますし、この本を読んで研究してみるのは楽しいと思います。
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