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日本の領土はどこまでなのか?を考えさせられる本-「誰も国境を知らない 令和版」西牟田靖

日本の国境についてご存じの方がどのくらいいらっしゃるでしょうか?私はこの本を読むまで日本の国境をあまり意識したことがありませんでした。日本には、よく知られている北方領土をはじめ、たくさんの国境の島々があります。それらの島々には日本人が住んで...
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ダニエル・ソカッチ「イスラエル 人類史上最もやっかいな問題」

出版日:2023年2月25日ページ数:385ページイスラエル・パレスチナ問題は長年に渡って最も有名で全く解決の糸口が見えない問題のひとつです。人種、宗教、国土の問題が複雑に絡み合った歴史があるため、中東から離れた日本に住んでいる私たちにはな...
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「食えない国インド」とどのように付き合っていけば良いかがよく分かる本-「インドの正体」伊藤融

「インド」と言えば、カレー、ヨガ、ITなどが思い浮かぶと思います。 2023年には中国を抜いて人口世界一になると言われており、若い世代が多い国なのでこれからますます経済発展が見込まれると言われています。
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起業本よりも役に立つ、起業時の本髄が詰まった本-「キーエンス解剖」西岡杏

以前勤務していた会社で、設備導入の際にキーエンスさんにお世話になりました。 その時はメインの担当者ではなかったのですが、相見積もりを取ると真っ先に出してくるのがキーエンスさんでした。 何かトラブルがあって連絡すると、すぐに営業さんが飛んでくる。
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人間も自然の生態系の一部であることを改めて理解できる本-「未知なる人体への旅」ジョナサン・ライスマン

私は生まれつき持病があり、子供の頃は手術と入退院の繰り返しでした。 そのためか、医学書や医療に関する本を読むことが多く、今までたくさんの本を読んできました。 そのほとんどが医師が書いた本なのですが、「医学」という観点から体のことを書いた本が圧倒的に多いです。
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日本は韓国をヘイトしてる場合ではないと危機感を持つ本-「失われた賃金を求めて」

日韓関係で問題が起きると、韓国に対するヘイト感情がネット上で一斉に起きることがあります。 ヘイトの投稿を見てみると韓国が遅れているという内容もちらほら。 この本を読むとその認識は一気に変わります。
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謎が多い孤独死の真相が解明された珍しい本-「ある行旅死亡人の物語」武田惇志・伊藤亜衣

本のタイトルになっている「行旅死亡人」とは 病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、 引き取り人不明の死者を表す法律用語 「ある行旅死亡人の物語」より だそうです。私はこの本で初めて知りました。
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日本に8人しかいない珍しい仕事のことが分かる本-「切手デザイナーの仕事」間部香代

切手が好きでたまに購入しています。 最近の切手は色使いもデザインも素敵なものが多くて、「日本郵便やるなあ」と思っていました。 まさか、切手デザイナーがいるとは思いもしませんでした。
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余命いくばくもない哲学者と彼女を支える人類学者との往復書簡の本-「急に具合が悪くなる」宮野真生子・磯野真穂

哲学者の宮野真生子さんと人類学者の磯野真穂さんの往復書簡です。 宮野さんは2011年に乳がんを発症し、その後全身への転移を繰り返していました。 この往復書簡が始まる頃には全身へ転移しており、主治医からは「急に具合が悪くなるかもしれません」と言われており、それが本のタイトル「急に具合が悪くなる」につながっています。
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「教育という名の虐待」について考えさせられる本-「母という呪縛 娘という牢獄」齊藤彩

この本は2018年に実際に起きた「滋賀医科大生母親殺害事件」のルポルタージュです。 事件発覚当時かなり話題になりましたが、母親を殺した女子大生は母親から医学部進学(しかも地元の滋賀医科大限定)を強要され、9年間に及ぶ浪人生活を強いられました。