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起業本よりも役に立つ、起業時の本髄が詰まった本-「キーエンス解剖」西岡杏

以前勤務していた会社で、設備導入の際にキーエンスさんにお世話になりました。 その時はメインの担当者ではなかったのですが、相見積もりを取ると真っ先に出してくるのがキーエンスさんでした。 何かトラブルがあって連絡すると、すぐに営業さんが飛んでくる。
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人間も自然の生態系の一部であることを改めて理解できる本-「未知なる人体への旅」ジョナサン・ライスマン

私は生まれつき持病があり、子供の頃は手術と入退院の繰り返しでした。 そのためか、医学書や医療に関する本を読むことが多く、今までたくさんの本を読んできました。 そのほとんどが医師が書いた本なのですが、「医学」という観点から体のことを書いた本が圧倒的に多いです。
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日本は韓国をヘイトしてる場合ではないと危機感を持つ本-「失われた賃金を求めて」

日韓関係で問題が起きると、韓国に対するヘイト感情がネット上で一斉に起きることがあります。 ヘイトの投稿を見てみると韓国が遅れているという内容もちらほら。 この本を読むとその認識は一気に変わります。
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謎が多い孤独死の真相が解明された珍しい本-「ある行旅死亡人の物語」武田惇志・伊藤亜衣

本のタイトルになっている「行旅死亡人」とは 病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、 引き取り人不明の死者を表す法律用語 「ある行旅死亡人の物語」より だそうです。私はこの本で初めて知りました。
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日本に8人しかいない珍しい仕事のことが分かる本-「切手デザイナーの仕事」間部香代

切手が好きでたまに購入しています。 最近の切手は色使いもデザインも素敵なものが多くて、「日本郵便やるなあ」と思っていました。 まさか、切手デザイナーがいるとは思いもしませんでした。
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余命いくばくもない哲学者と彼女を支える人類学者との往復書簡の本-「急に具合が悪くなる」宮野真生子・磯野真穂

哲学者の宮野真生子さんと人類学者の磯野真穂さんの往復書簡です。 宮野さんは2011年に乳がんを発症し、その後全身への転移を繰り返していました。 この往復書簡が始まる頃には全身へ転移しており、主治医からは「急に具合が悪くなるかもしれません」と言われており、それが本のタイトル「急に具合が悪くなる」につながっています。
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「教育という名の虐待」について考えさせられる本-「母という呪縛 娘という牢獄」齊藤彩

この本は2018年に実際に起きた「滋賀医科大生母親殺害事件」のルポルタージュです。 事件発覚当時かなり話題になりましたが、母親を殺した女子大生は母親から医学部進学(しかも地元の滋賀医科大限定)を強要され、9年間に及ぶ浪人生活を強いられました。
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結合双生児にとっての幸せとは何か?を考えさせられる本-「私たちの仲間」 アリス・ドムラット・ドレガー

数週間前、ふと「最近、シャム双生児(結合双生児)の話って、めっきり聞かないな」と思いました。 私が子供の頃はベトナム戦争の枯葉剤等の影響で奇形児や結合双生児が多く生まれたという話をよく聞きましたし、日本では「ベトちゃんドクちゃん」と呼ばれていた結合双生児の特集番組やニュースがよく話題になっていました。
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インバウンドとはなんぞや?と思っている人におススメの本-「間違いだらけの日本のインバウンド」 中村正人

かなりの良書でした。 インバウンドという言葉はよく聞くけれど、あんまりよくわかっていませんでした。 数年前まで東京に住んでいましたが、その時住んでいたのは浅草界隈。
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不可能だと思われることを実現してしまった本当に凄い話の本-「ナウシカの飛行具、作ってみた」 八谷和彦 他

「風の谷のナウシカ」は世界的にとっても有名なアニメ映画。 あのアニメに出てくる、ナウシカが自在に操っている飛行具「メーヴェ」。 グライダーのようにも見えるけど、エンジンついてるよね。