ノンフィクション

余命いくばくもない哲学者と彼女を支える人類学者との往復書簡の本-「急に具合が悪くなる」宮野真生子・磯野真穂

哲学者の宮野真生子さんと人類学者の磯野真穂さんの往復書簡です。宮野さんは2011年に乳がんを発症し、その後全身への転移を繰り返していました。この往復書簡が始まる頃には全身へ転移しており、主治医からは「急に具合が悪くなるかもしれません」と言われており、それが本のタイトル「急に具合が悪くなる」につながっています。

人の悩みは昔も今も変わらないと分かる本-「古典の効能」寺田真理子/林望

仕事の悩み、人間関係の悩み、恋の悩み。人の悩みは昔も今も変わらないことが良く分かる本です。「いやいや、今はスマホもあるし、社会情勢も全然違っているのだから、昔の人と悩みが同じわけないじゃん」と思うかもしれません。
How To

相手の承認欲求を満たせば人間関係はうまくいくという本-「人望が集まる人の考え方」 レス・ギブリン

「人望が集まる」というタイトルですが、人望以前の問題として「人間関係を良くするにはどうすればよいか」が書かれている本です。その秘訣はずばり「相手の承認欲求を満たす」ことです。
ノンフィクション

「教育という名の虐待」について考えさせられる本-「母という呪縛 娘という牢獄」齊藤彩

この本は2018年に実際に起きた「滋賀医科大生母親殺害事件」のルポルタージュです。事件発覚当時かなり話題になりましたが、母親を殺した女子大生は母親から医学部進学(しかも地元の滋賀医科大限定)を強要され、9年間に及ぶ浪人生活を強いられました。
ノンフィクション

結合双生児にとっての幸せとは何か?を考えさせられる本-「私たちの仲間」 アリス・ドムラット・ドレガー

数週間前、ふと「最近、シャム双生児(結合双生児)の話って、めっきり聞かないな」と思いました。私が子供の頃はベトナム戦争の枯葉剤等の影響で奇形児や結合双生児が多く生まれたという話をよく聞きましたし、日本では「ベトちゃんドクちゃん」と呼ばれていた結合双生児の特集番組やニュースがよく話題になっていました。
ノンフィクション

インバウンドとはなんぞや?と思っている人におススメの本-「間違いだらけの日本のインバウンド」 中村正人

かなりの良書でした。インバウンドという言葉はよく聞くけれど、あんまりよくわかっていませんでした。数年前まで東京に住んでいましたが、その時住んでいたのは浅草界隈。
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不可能だと思われることを実現してしまった本当に凄い話の本-「ナウシカの飛行具、作ってみた」 八谷和彦 他

「風の谷のナウシカ」は世界的にとっても有名なアニメ映画。あのアニメに出てくる、ナウシカが自在に操っている飛行具「メーヴェ」。グライダーのようにも見えるけど、エンジンついてるよね。
How To

夫の取説というよりは男性全般の取説なのかなという本-「夫のトリセツ」 黒川伊保子

数年前に話題になっていたのと、ちょっと興味があって読んでみました。文章はとっても読みやすくて面白い。内容もわかりやすい。でも、なんだかなあ。。。。という感想でした。私には合わない本でした。
How To

薬の必要性は認めながらも自己治癒力を高めることを推奨してる本-「一生、「薬がいらない体」のつくり方」 岡本裕

先日、歯医者さんの治療で処方された抗生剤で薬疹が出ました。今回の副作用で抗生剤の一系統が使えなくなりました。滅多に抗生剤なんて飲まないけど、使えない薬があるというのはなんとも不安になるものです。

亡くなった人が授けてくれた知恵は永遠の贈り物だと教えてくれる絵本-「わすれられないおくりもの」 スーザン・バーレイ

この本は絵本です。出版は1986年、36年間もの長い間読み継がれています。私はこの本を友人から贈られました数年前に前夫を亡くし、悲嘆に暮れていた時に救われた本です。