冷凍しておかずを届ける画期的なレシピ本-「冷凍お届けごはん」 上田淳子

出版日:2017年6月22日
ページ数:80ページ

数年前に夫が単身赴任になりました。

夫の仕事は平日は深夜まで、週末も出勤という業界です。

夫は料理も家事全般もまあまあできる人なのですが、連日深夜まで仕事していれば平日の食事なんて作る気になれません。

単身赴任先は地方なので、都市部のように遅くまで外食できるお店はほとんどないし、コンビニ弁当が続くのも飽きるだろうなあと思っていました。

定期的に私が単身赴任先に行って食事を作っていましたが、それだけではやはり足りない。

困ったなー、何か良い方法はないかなーと思っていたところ、この本に出会いました。

この本の著者、上田淳子さんは遠くに住む義母が入院し、その間の義父の食事をどうにかできないかとこの冷凍お届けご飯を考え出したそうです。

おかずを多めに作って冷凍したり、材料を切って冷凍しておくことは私も含めてたくさんの人がやっていると思うのですが、この本はちょっと違います。

作ったおかずを冷凍で送ることが前提となっていて、受け取る人が電子レンジやフライパンで温めるだけで簡単に食べられる、片付けも簡単にできるということを重要視しています。

しかも、送るおかずは調理をしないというのが凄いところなのです。

一般的にカレーとかおかずを作って冷凍する場合は、ジップロックや保存容器に入れて冷凍しますよね。

この本では、生のままの魚や肉を他の材料や調味料と混ぜて、それをクッキングシート(オーブンシート)で包んでビニール袋に入れて冷凍するだけ。

料理しません。

十分に冷凍したら宅急便の冷凍クール便で送れば完了。

受け取った人はクッキングシートのまま耐熱皿にのせて、電子レンジで温めればすぐ食べられます。

クッキングシートのまま温めてそのまま食べるので、皿洗いなどの片付けもほとんどありません。

とにかく簡単。作る人も受け取る人も簡単。

これ、本当に凄いです。本当に楽。

夫の単身赴任中、かなり活用させてもらいました。

何度か夫に送りましたが、1食分ずつクッキングシートに包まれていて電子レンジでチンして食べるだけだし、片付けも楽なのでとても喜んでいました。

この本では肉、魚などのおかずだけでなく、野菜メインのおかずやちょっとしたデザートまで載っていて、本当に至れり尽くせりの本でした。

毎回クッキングシートのゴミは出てしまうけど、それは仕方ない。

とにかくバランスよく簡単に食事を取ってもらうためには、この方法はとても良いなあと思いました。

うちの場合は単身赴任先に送るためにやっていましたが、留守番してる子供のためとか、連日仕事が忙しい人が休みの日にまとめて作っておくとか、そういうことにも応用できます。

日常使いにも遠方の家族に送るのにも、非常に助かるレシピ本でした。

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