大人が読んでも参考になる小学生女子向けマナー本-「かわいいのルール」はぴふるガール編集部

How To

発売日:2019年9月25日

ページ数:256ページ

「現代の小学生は大変だな・・・」

この本読んで一番最初に思ったのはこのことでした。

時代が違うと言われてしまえばそれまでですが、私が子供の頃にこんなにいろいろなことを求められたかなあ?と思ってしまいました。

子供時代にマナーや身だしなみの基本を身に着けておくほうが、大人になってから楽であることは間違いないのですが、この本の内容すべてを実践しようとするとなかなか大変だなと思いました。

でも、同時に子供の頃にマナーや身だしなみについて正しい知識を教えてくれるこのような本があるのは、とても幸運だなと思いました。

小学校高学年女子をメインターゲットにしているマナー本です。

「かわいい女の子」になるための本ですが、見た目だけではなく内面からも礼儀正しく素敵な女子になることを勧めています。

そのために必要なことを全部漫画で分かりやすく教えています。

本来なら家庭で少しずつ教えていくことなのかもしれませんが、今はスマホで簡単にいろいろな情報(正しい情報も間違ってる情報も)を得ることができてしまうので、逆に「書籍」としてこのような子供向けマナー本があるのはとても良いことなのかもしれません。

内容は多岐に渡り、挨拶や上品なしぐさ、言葉使い、食事のマナーからファッション、着回し、スキンケア、片付けなどの実戦方法、体の悩みや友達関係、恋の悩みなどのメンタルケアまで網羅されていました。

ファッションのページ数が一番多いのは(80ページ)、やはりおしゃれに関心を持ち始める年齢だからかなと思います。

ただ、ファッションについてもたくさんの洋服を購入させるような内容ではなく、自分の手持ちの服と合わせて上手く着回しすることを勧めています。

洋服やバッグなどの購入についても親に相談することを勧めており、お金の問題にもきちんと言及しています。そこはやはり今のご時世を反映しているなあと思いました。

一番感心したのはスキンケアについてで、きちんと日焼け止めをつけることや化粧水で保湿することなども書かれていました。

年々、夏の気温が上昇し紫外線も強くなっているので、子供の頃から日焼け止めや保湿について正しく知ることは将来的な皮膚がんリスクを下げることにもつながります。その点から見てもとても良い教育だなと思いました。

マナー本とはいえ、押しつけがましくなく、大人や友人に話せないような内容も網羅していました。

でも、基本は親や先生に相談することも書かれていて、とても良い本だなと思いました。

大人が読んでも参考になる部分が多く、すべて漫画で解説されているので読みやすいです。

この本の内容はとても素晴らしいのですが、常識があるきちんとした親御さんがいる家庭を基準に書かれていると思います。

また、この本を子供に買い与えるような親御さんはきちんとしているのだろうなと思う本でした。

子供にとっても大人にとっても参考になる内容満載で、子供がマナーや礼儀を学ぶ上でもとても良い本だと思います。

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