婚活の悩みを解決してくれる本-「夢を見続けておわる人、妥協を余儀なくされる人、「最高の相手」を手に入れる人。」 仲人T

ノンフィクション

出版日:2019年4月10日
ページ数:224ページ

兵庫県高砂市にある結婚相談所、「結婚物語。」さんのブログが面白くて大好きで、ずーっと読んでました。

結婚物語。さんのサイトはこちら

数年前にブログが書籍化されたので読んでみました。

私は結婚していますが、婚活をやったことがありません。

今までいろいろな土地に住んできましたが、都市部は「ずっと独身でも楽しく暮らせてしまう土地」なので、なかなか結婚相手を見つけるのも難しいんだなと知りました。

東京のような大都市であっても、人が多いからといって自分と合う結婚相手が見つかるわけではないし、「結婚相談所に入会しないと結婚は難しいかもしれないなあ」とその時思いました。

この本はどちらかというと、女性の婚活をメインにした本です。

ブログでは婚活男性へのダメ出しなども書いてあって、婚活してる男女両方にバランス良くアドバイスが書かれているのですが、この本は女性メイン。

実際の会員さんのお話が盛りだくさんで書かれています。

が、「ホントにそんな人いるの?」と思うようなケースもたくさんあって、唖然としてしまいます。

デートで男性にご馳走して頂くことを当たり前だと思ってる女性が多いとか、自分からは連絡したりデートに誘ったりしないでひたすら男性の連絡待ちだとか。。。

もうさ、結婚したいんだったら自分からデート誘うとか、これが食べたいとかここ行きたいとか言えばいいんじゃね?と思ってしまうようなケースがたくさん載っていました。

これだけ女性が仕事をこなし社会で活躍してる時代に、女性が自分から動かないことにちょっと驚きました。

一番衝撃だったのは、結婚相談所のプロフィール作成に関するお話。

プロフィール写真の撮り方、プロフィール文の書き方のコツも細かく書いてあり、「みんなものすごく努力してるんだなあ。」と、とても感心しました。

きっと私が結婚相談所に入会していたら、あっさり落伍者になっていただろうと確信を持ちました。

自分の良い部分をうまくアピールするプロフィールなんて書けないだろうし、写真も引きつった笑顔で撮っているだろうなあ。

結婚相手への条件とか理想を聞かれてもパッと思いつかないので、それを言語化して伝えるのは難しいなあと思いました。

結婚物語。さんのブログも読んでいたけど、この本を読んで世の中の婚活してる男女の大変さや努力がよーくわかりました。

それに、どの結婚相談所を選ぶかって、すごく難しい選択だなと思いました。

大手だと紹介の数は多いのかもしれないけどこじんまりしてる相談所のほうが面倒見がいいのかなとか、入会金や月々の料金など金銭的な負担はどうなのかなとか、山のようにある結婚相談所から自分と相性の良い相談所を選ぶのは至難の技だなと思いました。

でも、この本は婚活で悩む女性に厳しくも温かいメッセージをたくさん送っていて、とても良い本だなと思います。

結婚物語。さんは本社は兵庫県高砂市ですが、現在は東京の恵比寿にも事務所を構えてらっしゃるようです。

著者の仲人Tさんはとても魅力的な文章を書く方なので、お会いしてみたいなあと思いました。

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