出版日:2021年12月24日
ページ数:232ページ
昨年から物価も光熱費もどんどん上がってきています。
日本では30年間会社員のお給料は上がっておらず、生活を工夫していかなければなりません。
世の中では「投資しろ!投資しろ!」と言われ続けていますが、いきなり投資をやるのも怖い。。。
そういう人はたくさんいると思います。
「投資しろ」と言われても、まずは先立つもの(投資に回すお金)がない。。。
じゃあ、どうすりゃいいのさ!という人にもってこいの本でした。
この本の著者は元国税職員で現在は芸人をやっている方です。
この本では基本中の基本、「節約」と「貯金」をまずは勧めています。
私は子供の頃からコツコツ貯金するタイプなので、「貯金できない」とか「お金を貯めるのが難しい」という状況も気持ちもよくわかりません。
ところが、この本を読むと、世の中には有り金をすべて使ってしまう人が一定数いることが分かりました。
有り金全部使うって、怖くないのかな?
何かあったらどうするのかな?
と思っていたら、有り金を全部使ってしまう人はお金が必要になると「気軽に借金」してしまう人が多いことにも驚きました。
また、この本ではお金がない人の特徴や考え方、行動も詳しく書かれていました。
ATMで頻繁にお金をおろすとか、目先の損得で物事を決める人はお金がない人になりやすいそうです。
この本では節約や貯金のこと、投資の初歩について書かれていますが、一番凄いのは「お金を稼ぐためには楽しい仕事をすること」を勧めていることです。
「楽しい仕事」と言っても、選り好みするのではなく、自分が楽しく仕事ができるように工夫することを勧めています。
「誰でもできる仕事は選ばない」「自分の好きなことx得意なことを見極めて唯一無二の仕事を作り出す」など、「言われてみればその通りだけど、いつもは忘れてしまっている」ことを丁寧に説明しています。
また、この本全体を通して言えることは、結局お金を貯めるには「突飛な方法はなく、地道にコツコツやっていくこと」が最強であるということです。
ウマい話には何かしらの罠がやはりあって、コツコツ地道にお金を貯めていく、節約していくことが一番なんだなと分かります。
お金を貯める増やすための本当に基本的なことを改めて教えてくれる本でした。
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