ひたすらバカバカしさを感じたい時に読む本-「翔んで埼玉」 魔夜峰央

出版日:2015年12月24日
ページ数:192ページ

映画「翔んで埼玉」は、GACKTや二階堂ふみなど人気俳優が怪演を見せる凄い映画でしたね。

映画を見てから原作マンガを読みました。

映画の完成度が高かったので、さぞかし原作は・・・と期待して読んでみたのですが、なんと!ものすごく中途半端な終わり方!

(というか、続きを描くつもりだったのかな・・・?)

映画の前半部分くらいしか原作では描かれていなくて、映画の中盤から最後までは全くのオリジナルなのだと初めて知りました。

え?連載も続いていなくて、かなり中途半端な終わり方をしているマンガでも映画になっちゃうんだ。。。びっくりしました。

この漫画、30年前に描かれたと聞いたのですが、30年前にこのストーリーを思いつくなんて著者は天才だなと思いました。

埼玉県は東京から見ると確かに田舎の部分もあります。秩父のような景観の素晴らしい場所もたくさんあります。

田舎の部分はあるけれど、東京にアクセスがとても良いので東京と感覚が似ている部分も多いです。

埼玉県に行ったことがない人がこの漫画だけを読んで埼玉県を誤解しないでほしいなあと思いました。

あくまでも東京から見て埼玉が田舎なだけであって、東京以外の地域の人が埼玉を田舎扱いするのはどうかと思います。

それにしてもこの漫画の発想自体は凄いなー。

埼玉から東京に行くのに手形が必要とか、まったく現実とはかけ離れている設定に大笑いしてしまいました。

この著者、パタリロとかいろいろ描いてるけど、本当に発想が天才的だなーといつも思います。

「翔んで埼玉」は完結したマンガではないので原作は終わり方がとても中途半端で残念です。

著者には機会があれば続編を書いてほしいと思いました。

あまりにもバカバカしいストーリーなので、疲れ切っている時になにも考えずに読むのには最適のマンガだと思います。

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