大人が読んでも参考になる小学生女子向けメンタルケア本-「こころのルール」はぴふるガール編集部

How To

発売日:2020年11月12日

ページ数:255ページ

ここ数年、小学生女子を対象にしたマナー本や片付け本などが人気です。

私もたまたまネットでこの「ハピかわ」シリーズのことを知って読んでみたのですが、とにかく良くできている!

ほぼ全編マンガなのですが、小学生でもわかりやすい説明と可愛らしい絵柄でマナーや言葉使い、片付けの方法が分かるとても素晴らしい本でした。

今回は「ハピかわ」シリーズの中でもテーマとして扱うのが難しかっただろうなと思われる「こころのルール」を読んでみました。

昨年9月に読んだハピかわシリーズの「かわいいのルール」の感想はこちら↓

今回読んだ「こころのルール」はメンタルケアの本です。

自分が機嫌良く生活していくためにはどうすればいいのか、友達と仲良くするにはどうすればいいのかが分かりやすく書かれています。

大人でも自己肯定感が低かったり、自分を大切にすることが難しかったりするので、子供の頃にこういう本を通してメンタルケアを学んでおくことは生きていく上で非常に大事です。

今はマンガで分かりやすくメンタルケアを教えてくれるなんて、良い時代だなあと思いました。

「悲しい時」「くやしい時」「イライラしてしまった時」「不安になってしまった時」などシチュエーション別に対処法が書かれていて、しかも小学生でもできるような対処法が書かれていました。

また、「友達と意見が合わない」「悪口を言われた」など、友達関係の悩みにも具体的な解決法が書かれていて感心しました。

小學生向けの本ですが、大人でも十分に参考になる内容でした。しかも分かりやすい!

私の子供時代と決定的に違うのは、SNSやLINEなどのメッセージアプリの使い方についても詳しく書かれていたことです。

特に現代ではグループLINEなどで友達の悪口を言ったり、からかうようなことを言ったりした場合、どのように対処するのか非常に難しいところです。

その点についても具体的なアドバイスが書かれていて、ネットやSNSを通じての友達との付き合い方まで踏み込んで書かれていました。

一歩間違うと深刻ないじめに発展してしまうことも考慮して様々な方向からきちんとしたアドバイスがなされていることに、びっくりしました。

今の小学生はSNSやネットを通じての友達付き合いまで考慮しなければならないなんて、大変だなあと思ってしまいました。

(「かわいいルール」を読んだ時も小学生のうちからおしゃれや身だしなみについて、徹底して気を付かなければならないことに、ちょっと同情してしまいました。)

小学生向けの本なのでサクッと読めますし、案外大人でもよく分かっていなかったメンタルケアを知ることができるので、大人にもおススメの本です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました