ポケモンGOの開発話が満載-「ポケモンGOは終わらない」 西田宗千佳

ノンフィクション

発売日:2016年11月11日

ページ数:155ページ

以前、ポケモンGOにハマり、毎日やっていました。

(今はピクミンブルームにハマっています。)

新型コロナの影響で外食や(食料品や日用品以外の)買い物に行く機会がめっきり減った時期、人出の少ない時間帯に散歩に行く時、ポケモンGOは良い気分転換になりました。

世界的な感染拡大に伴って世界中で外出禁止が広がる中、家の中でも十分にポケモンGOを楽しめるようにあっという間に運営側が工夫をしていることにとても驚きました。

あらゆる状況を判断して、臨機応変にユーザーを楽しませるポケモンGO。

ゲームの開発過程やシステム的なことを知りたくて、この本を読んでみました。

ポケモン自体は言わずと知れた日本のゲームキャラクター。

任天堂がゲーム機専用のソフトとして販売したのが最初です。

しかし、ポケモンGOは任天堂が運営しているゲームではないのです。

任天堂はあくまでもゲーム機用のソフトや関連キャラクターグッズの開発販売を行っているだけで、ポケモンGO自体はアメリカのナイアンティックという会社が開発を行い、株式会社ポケモンが出資しているという形になっています。

これには驚きました。

任天堂が運営してるわけじゃないのか!

ナイアンティックは「イングレス」という位置情報サービスを使ってのゲーム(ポケモンGOの基礎になったゲーム)を開発した会社で、グーグルの傘下にありグーグルの組織編成時に独立したのです。

ナイアンティックは独立時お金がなく、グーグルマップとポケモンを融合させた位置情報ゲームを株式会社ポケモンと任天堂の融資を受けて開発をしました。

当初、ナイアンティックも株式会社ポケモンも、ポケモンGOのここまでの爆発的ヒットは予想しておらず、サーバーの強化やいろいろな対応に追われたそうです。

ポケモンGOは歩いてポケモンを集めるという、とてもシンプルなゲームですが、ユーザーが飽きないようにいろいろな工夫がされていて、本当によくできています。

ポケモン欲しさにとにかく歩くので(笑)、うっかりしてるとものすごい距離を歩いていたりします。

自宅にいてもそれなりに楽しめるゲームですし、スマホひとつでできて無料でダウンロードできます。

定期的にイベントも開催されていて、イベント限定のアイテムやポケモンがもらえたりします。

こういう楽しみがたくさんあるし、分かりやすいゲームなので、歩くモチベーションにするために高齢者でポケモンGOをやっている人もたくさんいます。

とにかく良くできたゲームです。

この本は2016年の出版で少し内容は古いのですが、ポケモンGOの開発秘話やさまざまな工夫を知る事ができてとても良い本でした。

私は現在、ポケモンGOではなくピクミンブルームというゲームをやっていますが、このゲームもナイアンティックが開発しています。

「歩くためのゲーム」として本当に良くできています。

そんなゲームをどのように作って運営しているのか、飽きが来ないゲームはいかに作られているかを知るのに最適な本でした。

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