エッセイ

校閲とはなんぞや?がよく分かる本-「くらべて、けみして」こいしゆうか

「校閲」という仕事をご存じでしょうか? 校閲とは本が出版される際、著者が書いた生原稿をすべて読み、事実が間違っていないか、誤字脱字がないか、ストーリー展開や構成に矛盾がないかなどを確認する仕事です。 この本は現存する出版社「新潮社」の校閲部...
エッセイ

会社員でも仕事を辞めずに世界一周旅行ができるヒントが満載の本-「リーマントラベラー」東松寛文

皆さん海外旅行はお好きでしょうか? 海外旅行というと、一般的に「高級ホテルに泊まってリッチな食事をしてたくさんショッピングをする」というイメージがあるかと思います。 最近の円安で海外旅行自体が難しくなり、今まで一般的と思われていた「高級ホテ...
How To

今の物価高を乗り切るヒントになる本-「31歳、夫婦2人、月13万円、自分らしく暮らす」なにおれ

ここ数年、「少ないお金で生活すること」や「物を捨ててミニマリストになる」ことが流行っています。 私もなんちゃってミニマリストですが、物を少なくして暮らしていくことは快適です。 「ミニマリスト生活、最高!!!」とは思ってないけど、「物が少ない...
エッセイ

既存の仕事だけが仕事じゃないと教えられた本-「おしごとそうだんセンター」ヨシタケシンスケ

仕事をするということについて深く考えたことはありますか? 「お金を稼ぐため」「やりがいを感じるため」「社会や人のため」などそれぞれ理由はあると思いますが、案外深く考える機会を持ったことがある人は少ないかもしれません。 著者がヨシタケシンスケ...
ノンフィクション

日本の領土はどこまでなのか?を考えさせられる本-「誰も国境を知らない 令和版」西牟田靖

日本の国境についてご存じの方がどのくらいいらっしゃるでしょうか? 私はこの本を読むまで日本の国境をあまり意識したことがありませんでした。 日本には、よく知られている北方領土をはじめ、たくさんの国境の島々があります。 それらの島々には日本人が...
How To

小説家になりたい人必読の本-「たった独りのための小説教室」花村萬月

出版日:2023年9月26日 ページ数:312ページ カルチャースクールの広告等で「小説の書き方教室」というものを良く見かけるようになりました。 「小説って、そんなに簡単に書けるものなの?」と常々疑問に思っていました。 カルチャースクールの...
小説

古典文学を読むのが面倒な人におススメの本-セルバンテス「まんがで読破 ドン・キホーテ」

出版日:2009年3月31日 ページ数:183ページ ドン・キホーテ・・・ よくタイトルは耳にするけど、どういうストーリーなのか分かりませんでした。 小説で読めばいいのでしょうけど、そんなに興味がないのでサクッと内容を知りたい。。。 そう思...
ノンフィクション

イスラエル問題を理解するのに最適の本-「イスラエル 人類史上最もやっかいな問題」ダニエル・ソカッチ

出版日:2023年2月25日 ページ数:385ページ イスラエル・パレスチナ問題は長年に渡って最も有名で全く解決の糸口が見えない問題のひとつです。 人種、宗教、国土の問題が複雑に絡み合った歴史があるため、中東から離れた日本に住んでいる私たち...
エッセイ

森皆ねじ子「人が病気で死ぬワケを考えてみた」

出版日:2023年8月30日 ページ数:264ページ 人はいつか必ず死ぬのですが、どうして同じ病気でも死ぬ人と死なない人がいるのか、ずっと疑問でした。 「寿命だ」と言われてしまえばそれまでだし、医療機関や先生との相性やレベルの問題と言われて...
小説

杉浦日向子「百日紅(上)(下)」

出版日:1996年12月1日(上下巻) ページ数:358ページ(上巻) 346ページ(下巻) 葛飾北斎の絵はとても有名で一度は誰でも見たことがあると思います。 しかし、葛飾北斎に娘がいて、その娘お栄も素晴らしい絵師であり、北斎の代筆を行って...