ノンフィクション

謎が多い孤独死の真相が解明された珍しい本-「ある行旅死亡人の物語」武田惇志・伊藤亜衣

本のタイトルになっている「行旅死亡人」とは 病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、 引き取り人不明の死者を表す法律用語 「ある行旅死亡人の物語」より だそうです。私はこの本で初めて知りました。
ノンフィクション

日本に8人しかいない珍しい仕事のことが分かる本-「切手デザイナーの仕事」間部香代

切手が好きでたまに購入しています。 最近の切手は色使いもデザインも素敵なものが多くて、「日本郵便やるなあ」と思っていました。 まさか、切手デザイナーがいるとは思いもしませんでした。
How To

お金を貯める増やすには地道が一番と改めて認識させてくれる本-「お金の貯め方増やし方」さんきゅう倉田

昨年から物価も光熱費もどんどん上がってきています。 日本では30年間会社員のお給料は上がっておらず、生活を工夫していかなければなりません。 世の中では「投資しろ!投資しろ!」と言われ続けていますが、いきなり投資をやるのも怖い。。。 そういう人はたくさんいると思います。
How To

米国の断捨離は深刻だとよくわかる本-「心の中がグチャグチャで捨てられないあなたへ」ブルックス・パーマー

何年か前から日本では断捨離がブームです。 アメリカの影響を多大に受けている日本において、大量購入大量消費する人は今でもたくさんいます。 コストコが日本でも人気があるのを見れば、なんとなく分かると思います。
小説

震災直後でさえ人間のエゴをまざまざと見せつけられる本-「象の皮膚」佐藤厚志

2023年第168回芥川賞を受賞した佐藤厚志さんが2021年に書かれた小説です。 この小説は第34回三島由紀夫賞候補に選ばれています。 この小説は宮城県仙台市が舞台です。
ノンフィクション

余命いくばくもない哲学者と彼女を支える人類学者との往復書簡の本-「急に具合が悪くなる」宮野真生子・磯野真穂

哲学者の宮野真生子さんと人類学者の磯野真穂さんの往復書簡です。 宮野さんは2011年に乳がんを発症し、その後全身への転移を繰り返していました。 この往復書簡が始まる頃には全身へ転移しており、主治医からは「急に具合が悪くなるかもしれません」と言われており、それが本のタイトル「急に具合が悪くなる」につながっています。

人の悩みは昔も今も変わらないと分かる本-「古典の効能」寺田真理子/林望

仕事の悩み、人間関係の悩み、恋の悩み。 人の悩みは昔も今も変わらないことが良く分かる本です。 「いやいや、今はスマホもあるし、社会情勢も全然違っているのだから、昔の人と悩みが同じわけないじゃん」と思うかもしれません。
How To

相手の承認欲求を満たせば人間関係はうまくいくという本-「人望が集まる人の考え方」 レス・ギブリン

「人望が集まる」というタイトルですが、人望以前の問題として「人間関係を良くするにはどうすればよいか」が書かれている本です。 その秘訣はずばり「相手の承認欲求を満たす」ことです。
ノンフィクション

「教育という名の虐待」について考えさせられる本-「母という呪縛 娘という牢獄」齊藤彩

この本は2018年に実際に起きた「滋賀医科大生母親殺害事件」のルポルタージュです。 事件発覚当時かなり話題になりましたが、母親を殺した女子大生は母親から医学部進学(しかも地元の滋賀医科大限定)を強要され、9年間に及ぶ浪人生活を強いられました。
ノンフィクション

結合双生児にとっての幸せとは何か?を考えさせられる本-「私たちの仲間」 アリス・ドムラット・ドレガー

数週間前、ふと「最近、シャム双生児(結合双生児)の話って、めっきり聞かないな」と思いました。 私が子供の頃はベトナム戦争の枯葉剤等の影響で奇形児や結合双生児が多く生まれたという話をよく聞きましたし、日本では「ベトちゃんドクちゃん」と呼ばれていた結合双生児の特集番組やニュースがよく話題になっていました。