高橋宏和「量子力学的願望実現の教科書」

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発行日:2022年1月14日

ページ数:224ページ

引き寄せの法則は以前から大人気です。

今のたくさんの本が出版されているので、読んだことがある人も多いと思います。

その中でも量子力学を引き合いに出して説明してる本らしいので、早速読んでみました。

【あらすじ】

「思考は現実になる」を量子物理学を引き合いに出して説明している本。

「思っていることは現実になるよ~」とぼんやり言われてもそれがどのような仕組みで現実化されるのかを物理学でイメージしやすくしている。

思考はエネルギーであり、ぼんやりした思考の時はそれらのエネルギーが粒の状態である。

詳細にイメージができるようになり、そのイメージを実現させるために行動を起こし始めるとそれらのエネルギーの粒が集まり、波になる。

波はもちろんエネルギーだから、それらのエネルギーが強力になって「思考が現実になる」(願望が実現する)

これらの経緯が順序だてて書かれていて、またタイプ別に願望の叶え方も書かれています。

【この本を読もうと思ったきっかけ】

引き寄せ本というとポワポワした曖昧な本が多いです。

「もうちょっと理論立てて説明してほしい」と思ってましたが、「量子物理学」を引き合いに出して説明してるのなら理論的なのかなと思い読んでみようと思いました。

理論立ててどういう理屈でどういう順序で願望が叶っていくのか、それが分かればだいぶ胡散臭い気持ちが減るかなと思いました(笑)

こういう理論立てて説明してる本が少ないんですよね。

【感想】

この本では最終的に

「グダグダ悩んでないで、できることからさっさとやれ!」

と言っています。

要するに「できることからさっさとやれば願望は叶う!」のです。

身も蓋もないです。でも、これが真実なんだと思います。

他の引き寄せ本でも最終的には「やれることをやる」「実行あるのみ」と書いているのですが、それを最初から言ってしまうと本として売れないんでしょうね(笑)。

引き寄せの法則だの、念ずれば通ずだの、何か特別な方法があるわけではなく、自分ができることからコツコツとやっていくことが願望実現の王道なのでしょう。

「自分は何もしないでずっと念じていれば勝手に叶う」わけではないことをはっきりと示している凄い本だと思います。

(変な夢を抱かせない)

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