出版日:2024年4月11日
ページ数:216ページ
人生がなんとなくうまくいかない、特別悪いことが起きてるわけではないけど、なんとなくどんよりしている。
停滞してなかなか前に進まない。
そういうことって、誰にでもありますよね。
この本ではそういう「なんか上手くいかないんだよな」という状況や物事を打破するための方法が書かれています。
それは「移動すること」
物事だけでなく、自分自身も物理的に止まってしまっているから全部上手くいかないんだよと、この本では言っています。
自分の今までの人生を振り返ってみても、順調に物事が進んでいた時は「移動」が多い時だったように思います。
この本では「引っ越し」を物事解決の最善策として推しています。
私は引っ越しが好きで今までに10回ほど引っ越しをしています。
この本で引っ越しを推している理由として、「自分ではどうにもならないことを変えていくには、引っ越しをして物理的な環境を変えてしまうのが一番良いから」とのこと。
確かに同じ環境にずっといると同じ人間関係、同じ問題がずっと続くことになります。
「本気で人生変えたかったらまずは自分がいる環境を物理的に変える」というのは確かに理に適っているなと思います。
著者は自分の経験を踏まえて「移動することが人生を変える」と力説しているのですが、引っ越しが難しくても旅行や日常的にできる「移動」をどんどん増やすことによって、行動力が上がると書いています。
じーっと家にいても何も変化がないのは当たり前ですが、外出すると何かしらの発見があったり、いつもと違う道を歩くだけでも新しいお店を見つけたり、「ついでの銀行にもよって用事を済ませよう」など、新しい発見や行動が発生するものです。
この本ではそういう発見や行動が新たなチャンスを呼び込んだり、自分の行動力が増すことによって環境が変わっていくことを提唱しています。
この本で提案しているのは引っ越しだけではないのですが、なかなか著者が提案してることを全部やるのは難しくでも、いくつかは挑戦して少しずつ人生を変えていくことはできるんじゃないかなと思いました。
(著者の提案を「難しい」と言ってなかなかやらないから人生変わらないんだろうなと自分のことを鑑みて思いました。)
この本の表紙に帯に書かれているように「考えてばかりで動けない」が一番良くないことなので、移り的にも行動的にもどんどん動いていくのが一番なんだろうなと、心から思わされた本でした。
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