出版日:2023年3月24日日
ページ数:132ページ
どの年代でも洋服選びは悩みの種です。
ところが、40代になるとその悩みがとても深刻になるのです。
いきなり、今まで着ていた洋服が似合わなくなる。
サイズが合わないのではなく、なんとなく似合わない、なんとなく違和感があるという状態になります。
サイズが合わないのなら大きいサイズ、小さいサイズに変更すればいいのですが、そういう問題ではない。
だから、どこをどう直したらいいのか、どうすればいいのか、本当にわからなくなります。
私自身も40代になった途端に今まで着ていた洋服が似合わなくなり、途方に暮れました。
ベーシックアイテムが揃い、価格もお手頃なユニクロですが、そのユニクロで何を買えば素敵に見えるのかをとても分かりやすく書かれている本でした。
この本の著者はクローゼットオーガナイザーという、クローゼットの中身の診断をしてアドバイスを下さる方です。
前半は40代女性がユニクロで買うべき洋服を紹介しています。
素材や色など、若い時と同じ感覚で購入してはいけないことがよく分かります。
40代以降は肌や髪に艶がなくなってくるので、光沢のある素材のものを勧めていたり、体型がだんだん緩くなってくるのでそれをカバーするテクニックが書かれています。
中盤からはクローゼットの整理の仕方や断捨離の方法が書かれています。
確かにユニクロで新しい服を購入しても、それを収納する場所がなかったらどうにもならない。
著者も書いていますが、洋服の数=オシャレかどうかではないのです。
むしろ少数精鋭の一軍服だけを厳選して持つほうがオシャレになれます。
洋服はベーシックな物を購入し、アクセサリーやバッグ、靴などの小物でトレンドを取り入れ、オシャレに見せる方法も伝授しています。
私がこの本で一番納得いったのは、後半に書かれていた一言。
「服を1枚衝動買いするのなら、美容院に行ったほうがいい」
まさにこれです。
どんなに素敵な服を着ていても、髪がボサボサでは素敵に見えない。
髪を整え、艶のある状態をキープすることを勧めています。
これは本当に納得しました。
ユニクロで何を買うべきか、クローゼットに収納すべき洋服の数など40代以降の女性に必要な知恵が詰まったとても良い本でした。
「何を着たらいいのかわからない。大量の洋服をどうしたらいいのかわからない」方におススメの本です。
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